2013-09-08

SDTrans384 と DAP-ASIC の比較

勘違いしてほしくないのは、あくまでおいらの環境でのお話、という事。気になる方は必要な機材を揃えて追試をお願いします。

比較元はSDTrans384 Rev3.16で、HDMI給電用のジャンパを追加して、電源周りにフィルムコンデンサが追加になったバージョン。電源は鉛電池で、それをレギュレータICで5Vに落として給電している。

比較先はDAP-ASIC基板のレギュレータ版(他にディスクリ電源版があるがこっちは比較してない)。I2S仕様にして、HDMIに出力できるようにFidelixさんの変換基板を噛ましてある。電源は鉛電池。

繋ぐ先は、Buffalo II DAC。クロックはFidelixさんのPureRhythm2のカスタム品に換装したもの。電源はKIKUSUIのPMC18-5Aで5Vを生成して、それをレギュレータIC通して給電。IVはルンダールのトランスIV、出力抵抗はZ201。

測定は、出力抵抗の両端にオシロ(DPO2012)のプローブを接続して確認。フィールドノイズが多少ある。

こっちがDAP-ASICの結果。

こっちがSDTrans384の結果。

目に見える範囲で、違いはほぼなし。
28.6kHz付近のは、フィールドノイズ。ナイキスト周波数を変更すると変るので、多分Wifiを拾っているのではないかと思われる。
SDTrans384側だけ、47.5KHz付近にピークあり。なんだろなこれ?

まぁ、うちの環境で調べられるレベルでは、ほぼ違いなし、みたいな…ES9018が優秀でDAPの違いを吸収しちゃってる、とかかもですが…

持ち歩くにあたって、ある程度以上のレベルを聴けてるよね、という事の確認ができた、ということで。

===追記===

47.5kHz付近のピークがどうやったら消えるかな、と試していたら
SDTrans384のカードを抜く→消えない
SDTrans384の電源を切る→消える
SDTrans384の電源を入れる→出てくる
ということで、SDTrans384周りのなんらかのノイズが検出されている模様。ナイキストもあるから単純にこの周波数ではないだろうけどなんだろなー、これ…

===追記===

DACのHDMI変換基板の上にしっかり手を被せると、このノイズが消えることが確認。
ってことはSDTrans384の稼働時ノイズが飛びこみノイズとして入りこんでるってことで Final Answer かな。
DAC側をきっちりシールドしてやれば問題なくなるとみられます。

ふむん。

1 件のコメント:

MASA さんのコメント...

測定ご苦労様です。差異がほとんど無くて安心です。ノイズ源が少ないメリットも出たようで、手前ながら方向性に間違いは無く、今後も楽しみになってきました。