2012-12-04

フェイズドアレイ型オープンエアヘッドフォン

3wayイヤホンはチューニングに入れる状態になったので、後は詰めていく過程。勿論地道な努力が必要ですが…

この次はなんだろう?と考えるのがおいらのスタイル。

昔から気になっているのは、ステレオ録音とはなんだろう?という事。要するに空間の点で音を捉えて、それを点で鳴らす事で定位なんかを得ようとする仕組みだが…これは本当に定位が得られるのか?という疑問。

点で録音してしまった時点で、その点に到達した波の方向性の情報は失われるわけで、となると得られるのは録音時点でのある特定の点での静的な波の変化を、そのまま点で再現するが故に、本来の動的な波の形を崩してしまっている、という処。これがLとRから発音されるものだから、妙な作用を起こしてしまっているのではないかという懸念…ステレオで聞くより、モノラルで聞いた方がいい音なんぢゃない?みたいなお話…または、スピーカーとイヤホンでマスタリングのやり方を変えないとだめなんぢゃね?みたいなお話にもつながるのではないかと…

で、なら波面を維持できればイイんぢゃない?というのが思考実験。

要するに点で録音するのが問題なので、点の集合、面で録音すれば、音の方向なんかもデータ化できるのではないか、それを面で発音できれば、音の方向情報毎再現することができるのではないか?という…まぁ誰かが既に試してそうですが(笑)

スピーカーでやっても面白くないので、頭の周囲で録音し、発音する、ことにより両サイドからの影響を最小限に留められれば、臨場感にあふれる音が聞こえるのではないかと…

バイノーラルもよいのですが、やっぱり点であり、皮膚に伝わる感覚や、外耳に与える影響なんかもあるんぢゃないかなぁ、みたいな…

というわけで、BAユニットを大量に並べたフェイズドアレイユニット作って鳴らしてみたいぞと…録音はやっぱり大量のマイクを面に配置して100チャンネル同時録音くらいのやり方で…

まぁ、デバイス作るのもしんどそうなので、そうすぐには実現しないと思いますが、これから何年かかけて実現を目指してみたいと思います。

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