2011-09-04

オペアンプのスタックについて考える

スタックってどういう動作になるのかな、と思案。

まるっきり同じ特性であれば、問題なし、倍の動作をすることになるんだろう…基本的にはこれを期待してスタックするはず。

でも物理的に考えれば、少しは違いがあるはずで、その場合どうなるんだろ…と色々あさってみる。

並列ボルテージフォロワー回路 ルネサスはこんなこと言ってますね…とわいえO2の回路は出力抵抗(1Ω)を介しての接続なので問題ないのかしら?

LM12 80W 出力パワーオペアンプ National Semiconductor はLM12の説明で、並列接続できると言ってますね。「バランス抵抗器を通した出力を並列に接続します」とあるので、上記の出力抵抗を介して接続しておけばよさそう、かな。並列動作の2つ目の回路図はなかなか面白そうです。

そういえば、BUF634ってスタックで使われる例が多いようですが、どーなってんだろ?と思ってTIの資料をあさってみたら…チップの中に出力抵抗が居るので、並列直結は平気、なようですね。

後、気になっているのは、線形な増幅なら特に気にする必要はない(線形同士が合成されても、結局特性は線形になる)んですが、それぞれの素子が非線形だった場合、それ単一での歪み(非線形成分)は軽減される(分散するから)けど、他の歪みが合成されることになる?のかな…となると波形に妙なブレが生じる気がしなくもないです。と考えると、BUFスタックして音に厚みが、ってのも、もしかすると非線形成分が複雑に絡み合って、周波数のずれを生じさせて厚みに感じさせてるのかも…ウォーム感なんかも同じような処なんですかねぇ…

逆に、これを恣意的に弄れるとしたら、結構面白い事ができる気もしますが…同じ事はTrの最終段なんかでも言えますよねぇ…昔の人はどう考えていたんだろ…

というわけで、資料漁りを続けてみます。

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